清水裕友が犬伏湧也を差し切り14度目のGⅢ制覇! ~岐阜競輪場~

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清水裕友
トロフィーを持って記念撮影
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逃げ切り図る犬伏湧也(9番)を清水裕友(1番)が差し切る
中四国のS班コンビが貫禄示し、圧巻のワンツー

  9月7日に岐阜園競輪場で行われた開設76周年記念『長良川鵜飼カップ』の決勝は、犬伏湧也の打鐘4角カマシに乗った清水裕友がゴール直前で差し切りV。4月の高知記念『よさこい賞争覇戦』以来となる通算14度目のGⅢ制覇を達成した。

【レース経過】
号砲が鳴り清水裕友と単騎勢がS取りに動き、最内枠を生かした清水裕友がスタートを取り切り、その後位を単騎の菅田壱道、村田雅一の順で追っていく。後ろ攻めとなった纐纈洸翔は青板2コーナーで上昇を開始。嘉永泰斗は中部勢を追っていくが、単騎の村田がそれを阻み中部勢を追走。纐纈が赤板で犬伏湧也を押えると、菅田も嘉永を掬って先手を追っていく。嘉永は5番手で立て直しを図るも、後方まで車を下げた犬伏が前との車間を空けて、打鐘4コーナーから一気のカマシを敢行。纐纈がそれに合わせて踏み上げるも、犬伏が最終2コーナー手前で叩き切って、清水がピタリ追走。志智俊夫が中四国勢に切り替え追っていくが、犬伏のカカリが良く前との差が詰まらず、最後は清水が後ろの様子を確認しつつ、犬伏をゴール前で差し切った。

【優勝者 清水 裕友インタビュー】
「(初手は)前か中団で、しっかり犬伏君の距離で行ってくれればと。(犬伏が)しっかりカマせば(2人で)決まるかなという感じでした。(今節は嘉永の動きの良さが目立ったが)嘉永君も犬伏君のことが気になっていたと思うので、そこは逆に良かったかなと。(初日特選は犬伏と別線で)初日にギャフンといわされていたので。強いのは知っていたし、付け切ってワンツーが決まって良かった。今日は交わすまでは(抜けるか)半信半疑で、やっと交わせた。犬伏君の踏み直しがすごかった。(今シリーズは)状態自体は悪くなかったけど、もう少し煮詰めたいところかなと。今は賞金ランキングを気にする位置にいないし、それより来年の防府のウィナーズカップの権利取りですね。(赤パンを)もちろん履ければいいけど、一回(S班から)落ちているので。目の前の一戦一戦ですね。GIを優勝しないと、(競輪グランプリに)出れないと思うし、どこかでGIを優勝できれば。人の後ろで優勝しても喜びは一緒だけど、まずは自力を上げて、自分でやっても優勝できるように脚を作っていきたい。今期の7月から良くなかったけど、仲間にも助けられた。またここから立て直せれば。(次回は共同通信社杯で、今回の結果を)無駄にせず、戦っていきたい」

髙野航記者

2025年9月7日 17時41分

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