森田一郎は恩師との対戦に「変なレースはできない」 ~川崎競輪~

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森田一郎
グランドスラマーに挑戦する
新田祐大の胸を借りる

 川崎競輪ナイターF1は、9月16日(火)に、最終日が行われる。S級決勝は、連勝で勝ち上がった新田祐大が人気の中心となりそうだが、森田一郎(埼玉・125期)は、その新田との対戦にメラメラと闘志を燃やしている。

 前回の西武園記念で2勝を挙げて、その勢いのままに川崎へ参戦した森田。今節の初日は赤板からの突っ張り先行で2着スタートだったが、準決は前受けから引いてのカマシで逃げ切り勝ち。初日特選を制した原田研太朗を不発に陥れて、見事な勝ち上がりを決めた。

 「初日は突っ張り先行だったんで、(組み立てに)緩急をつけようと思って、初日と逆のことをしようと思って下げました。山本(伸一)さんが前を取らなかった時点で、僕待ちのレースになると思ったんで、落ち着いて駆けられました。(感触は)初日よりは良かったと思います。(西武園記念は)良くも悪くも、良すぎた。そのイメージに引っ張られ過ぎちゃ駄目だし、今はちゃんと先を見据えたレースをしようと思っています。そういうレースの積み重ねが大事だと思うので」

 決勝は、新田祐大との対戦。昨年までナショナルチームに所属していた森田にとって、新田との関係性は深い。

 「新田さんは、僕がナショナルチームにいた時のコーチだった。本当にいろいろなことを教えてもらいました。グランドスラマーですし、胸をかりるつもりで頑張りたい。変なレースはできないです」

 いわば恩師とも言える新田に、成長した姿を見せるべく真っ向から力勝負を挑む。

熊谷洋祐記者

2025年9月15日 22時10分

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