山崎歩夢に本格化の兆し ~取手競輪場~

「勝てるところはしっかり勝たないといけない」
取手競輪場で17日から3日間、FⅠが開催される。S級戦は全日本選抜組が不在になるが、新鋭、中堅、ベテランが入り混じり激戦模様だ。シリーズリーダーは予選メインの11Rに登場する山崎歩夢(福島・125期)。充実一途の将来性豊かな新鋭が、今年初優勝を目指す。
鳴り物入りでデビューした2世レーサーが、本格化の兆しを見せている。前回立川は3日間、好内容の走り。それでも「やれることはやったが、まだ足りない」と、あくなき向上心を胸に秘める。
立川決勝は突っ張り先行で、カマしてきた根田空史を出させない気迫あふれる走り。結果的に橋本瑠偉-神山拓弥の栃木コンビにまくられたが、若手らしいスケールの大きな走りでファンを沸かせた。
「あの展開でも逃げ切れるようにならないといけない。一段階スピードが足りないと感じる」
周囲の評価は上がる一方だが、本人は満足していない。もう一つ上のギアチェンジから加速する走りをイメージしている。
GⅠデビューもS級初優勝も経験済みだが、昨年は上昇気流に乗れないまま終わった。だが、今年はひと味違う。先行にこだわる姿勢やレース内容から、大器の片りんが垣間見える。
「勝てるところはしっかり勝たないといけない。もっと点数を上げられるようにしたい」
地道に先行しながら勝負強さを身につけることが今の目標。父・芳仁が歩んだ道のりと同じプロセスを突き進む。

小野祐一記者
選手詳細データ
山崎歩夢 選手 福島・125期















