島川将貴がバンクレコードを更新 ~高知競輪場~

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島川将貴
バンクレコード更新も謙虚な姿勢
20年ぶりのバンクレコード

 高知競輪場で開催されている開設71周年記念『よさこい賞争覇戦(G3)』の3日目(7月31日)、第5レースで、島川将貴(徳島・109期)が13秒1の上がりタイムをまくりで計測しバンクレコードを更新した。従来のレコードは01年に地元の佐々木則幸(高知・79期)が出した13秒2だったが、およそ20年振りに島川が0.1秒更新した。
 「今日は昨日までと違って回せました。アップ中に一番スピードが出ていた頃のセッティングに戻した。ハンドルだけは持ってきていなかったので、シューズとサドルとかを戻した感じです。荻野(哲)さんのけん制を避け切ってからは普通に回した感じで、タイムが出た感覚もなくて、体感では13秒後半ぐらいだと。最近はこんなスピードは出ていなかったし、バンクレコードとは無縁の存在だと思っていた」と自身が一番驚いた様子。「たまたまですし、すぐに更新されると思いますよ(笑)。ただバンクレコードを出して悪い気持ちにはならない。レース内容は良くなかったから、逃げて勝てるように練習しないと」と浮かれた様子はなかったが、近況は苦しんでいただけに、これが良いきっかけとなりそうだ。

池端航一記者

2021年7月31日 13時27分

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