平原康多の第2章開幕! ~大宮競輪場~

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平原康多
地元埼玉が誇る輪界のスーパースター
「42歳の年までやってこれたし今年が第2章」

 1月5日から大宮競輪場で東日本発祥75周年倉茂記念杯が行われる。注目を集めた東日本勢は、深谷知広-平原康多-成田和也が夢のラインを組むことになった。

 初日特選は東日本勢が3人、S班に返り咲いた深谷知広、地元の平原康多、成田和也がそろった。メンバーが決まると記者間でも「連係する?」「どういう並びになるんだろう」ということを想定することから仕事が始まる。予想外の並びになった時などはサプライズ連係、夢の連係、など様々な表現されることもあり、それが推理する上で楽しみの一つであり、レースを盛り上げる要因でもある。

 今回は平原康多の判断に注目が集まった。「眞杉が欠場になって自分でやろうと思ってきた」と最初は自分で動く予定だったが、「成田さんと会って、自分と成田さんのいままでの連係の経緯もあるし、『東でまとまろう』ってなりました。新しい年になって、いろいろと変えないといけないものが見えてきた。(連係するのは)考えましたね。深谷君は敵として戦ってきたけど、魅力のある選手。自力だけではなくて、勝ち抜いていかないと。勝つためにはやらないといけない選択もあるし、変なプライドを捨てないといけない」と熟考の末に連係することになった経緯を明かした。

 平原といえば、脇本雄太と連係した2020年の平塚グランプリが有名だが〝自力選手〟としての戦いを貫き関東地区以外の選手と連係する機会はほとんどなかった。その話になると「(坂本)貴史とも連係したことがあるんです。そういうのは忘れていません。今回は眞杉の欠場や、成田さんとの関係、いろいろな縁もあって」と様々な要因が重なったことでこのラインができあがった。
 
「42歳の年までやってこれたし今年が第2章」と語った平原。10年間守り続けてきたS班からは陥落してしまったが、今年は新たな連係でラインを大事にするシン・平原を見られるかもしれない。

小山裕哉記者

2024年1月4日 16時45分

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