準決は強敵・菊池岳仁との2分戦

　9月10日に京王閣競輪場でFIナイターシリーズの初日が開催された。6RにはS級の予選が行なわれて、五十嵐綾（福島・121期）が登場。同県の佐々木堅次とのコンビで臨み、打鐘からの押え先行を敢行。番手の佐々木はさばかれ裸逃げとなるも、長い距離を踏み切って白星スタートを決めた。

　自在性が持ち味の五十嵐だが、初日はロングスパートに出た。逃げ切りで好発進に思えたが「後ろがゴチャついていたので、（逃げ切れたのは）たまたまですね。いつも先行していないので、ペース配分がわからず、内から掬われてしまった。ジャンでもう少し踏んでいれば良かった。もっとしっかり踏んでいれば堅次さんとワンツーが決まったのに」とレース内容には反省が残った様子。それでも手応えはあったようで、「3場所前くらいからハンガーを下げて、先行メインのセッティングにしている。それでいい方にはいっていますね」と好感触。

　来期は1年半ぶりのA級戦。「すぐにS級に戻りたい気持ちもあるけど、まだこの先は長いので。しっかり地に足をつけて下積みします」と下地をつくりS級へのカムバックを目指す。「12月は事故点であっ旋が止まるし、あと3ヶ月で、できるだけ賞金をかせげるように」とS級生活は残り3ヶ月。結果も重要となり、北日本のホープ・中石湊がいる今シリーズは是が非でも決勝進出を果たしたいところだ。

• 選手詳細データ

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  五十嵐綾 選手福島・121期