前回Vで勢いに乗る

　川崎競輪ナイターF2が、9月28日（日）から開幕する。初日特選11レースには、前期S級の原田亮太（千葉・115期）が登場する。

　今期はここまで3Vの好成績を残している。前回の弥彦ミッドナイトは、打鐘まで内に包まれる苦しい展開を、1センターからのまくりで打破。番手の佐藤龍二を、上がり11秒0で振り切って優勝を決めた。

　「正直、（内に包まれてから）車を下げてる時は、終わったと思ってましたよ。でも、そのなかで他のラインの動きが全部見えていたんです。それでまくりを出してみたら、良い感じに出られました」

　中村浩士に師事し、名門練習グループ『中村道場』で力を付けながら、地道に徹底先行の道を歩んできた。その原田にしては、まくりでの優勝は珍しいシーンだったと言っていい。

　「やっぱり来期のことも考えて、今までやってこなかったことをやってみようって思ってるんです。それで、最近は先行だけじゃなくて、まくりも使うようになった。それで優勝できたんで、良かったです。あとは、これがS級でもできれば。これをS級でやれるようになるには、もう一段階力を付けないと無理ですね」

　来期からはS級復帰が決まっており、もちろん見据える先はそこ。今期のA級暮らしを無駄にせず、レベルアップに励んでいる原田が、今節はシリーズリーダーとして結果を残す。

• 選手詳細データ

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  原田亮太 選手千葉・115期