初心に帰る後藤大輝 ~大宮競輪場~

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後藤大輝
持ち味の先行で魅せる
「主導権を握る方が持ち味が生きるなと改めて思った。今しかできないことをやっていきたい」

 10月10日から大宮競輪場でFIガールズシリーズが開催される。佐藤慎太郎(福島・78期)の欠場こそあったものの、S級初日特選には次節に寬仁親王牌を控えるGI級の好メンバーが顔を揃えた。その中でも九州の大砲・後藤大輝(福岡・121期)に注目したい。

 デビューしてからここまで徹底先行を貫いてきた後藤だが、前回の青森記念ではシリーズを通してバックを取ったのは一次予選の一走のみ。「最近は出させてもらえない展開もあるので、戦法を変えてみようと思った」と戦法の幅を広げることを試みたようだが「二次予選はまくれたけど、準決勝は新山(響平)さんを叩けず、最終日も詰まって何もできなかった。南(修二)さんからも、今できることを頑張った方がいいと言われて、自分でも主導権を握る方が持ち味が生きるなと改めて思った。今しかできないことをやっていきたい」と初心に帰り、本来のスタイルに戻していくことを決意。

 今年は当面の目標にしていた競輪祭出場も叶わず「予備の4番目だし、出れるとしても補充になりそうですね。めっちゃ悔しいし、来年こそは正あっ旋で出れるようにしたい。またここから一年頑張ります」と悔しい結果となったが、前を向いて再スタートを切る。今シリーズは初の大宮バンク参戦となるが「北日本の2人が付いてくれるということなので、頑張りたいです」と初日からエンジン全開の走りで魅せる。

髙野航記者

2025年10月9日 16時12分

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