荒牧聖未が史上8人目の300勝を達成 ~青森競輪場~

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荒牧聖未
300勝ポーズを決める荒牧聖未選手
ガールズケイリンをけん引してきた1期生

 10月19日(火)に青森競輪場で行われたミッドナイトガールズケイリンの1レースで荒牧聖未(栃木・102期)が史上8人目となる通算300勝目を挙げた。2012年7月1日にデビューして今年でちょうど10年目、通算729走目での達成となった。
 レースは初手で石井貴子の真後ろをキープ。佐藤友香に外でフタをされる展開となってしまったが、最終ホームから仕掛けて出た石井を冷静に追走する形から直線で鋭く抜け出した。
 「出たところ勝負だと思っていましたし、(フタをされる流れになったが)冷静に走れたと思います。(石井の)踏み出しだけしっかり集中してと思って。本当に前回よりも感じが良いので冷静に冷静にって。力を出し切れたと思います。いい流れの中で勝てたことは本当に嬉しいですし、前回よりも感じも凄く良いので」
 前回の小田原は未勝利に終わってしまったが、さらなる強さを求めて新しいセッティングを試した結果。気持ちを切り替えて今シリーズから全て戻して本来の動きを取り戻した。
 「やっぱり進化をしていかないとダメだと思うので。(ガールズのレベルが上がっている中で)自分ももっと強くなっていかないと。これからも一戦、一戦、しっかりと戦っていきたいですね」
 決勝戦の相手は同じく連勝で勝ち上がってきた高木真備(東京・106期)だ。今年は3戦していずれも先着を許しているが昨年12月の京王閣決勝では高木真備を破り優勝を手にしている。 
 「高木さんはもちろん強いですけど、自分の場合は相手がどうこうというんではなくて、自分の力を出し切れるように集中して走ることが一番だと思っているので。決勝も頑張りたいですね」
 ガールズケイリン決勝は20日の23時10分に号砲が鳴る。連勝で勝ち上がった高木真備と節目を達成して勢いに乗る荒牧聖未が火花を散らす。

細川和輝記者

2021年10月19日 23時15分

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