石井寛子が心境を語る ~取手競輪場~

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石井寛子
周り全体のことを気遣い現在の心境を語り初戦に挑む
伝えたい2つのこと

 取手競輪場で行われるFⅡガールズシリーズは明日16日から開催される。ガールズの注目選手は昨年のガールズグランプリにも出場している石井寛子(104期・東京)だが、今回は競走のことよりも2つの伝えたいことがある。
 
 ひとつは「2人が早く回復に向かうのを願っています」。昨年のガールズグランプリで佐藤水菜(114期・神奈川)、児玉碧衣(108期・福岡)が落車してしまったことだ。
「児玉さんと佐藤さんに怪我を負わせてしまい心苦しい。2人の復帰を願っています」。
 もうひとつは「今後もしっかりと走って、また見てもらえるように」ということ。「ガールズグランプリではできる限りのレースはしたが、失格になって申し訳ございません。関係者の皆様、ファンの皆様に迷惑をかけてしまった。応援してもらえるように、ひとつ、ひとつ臨みます」。

 現在の心境は2人の落車を思い「昨年末のことを引きずっていて(前回の大垣ガールズコレクショントライアルで優勝しても)嬉しい感じにはならない」と話すが、「車券に貢献するしか、私にはできない」と責任感は強い。今シリーズの取手でもV候補筆頭だけに負けられないはずだ。

木村貴宏記者

2023年1月15日 16時25分

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