奥井迪が通算500勝の喜びを語った ~立川競輪場~

photo-61025
奥井迪
普段以上の笑顔でファンサービス
さらなる高みを目指して今後も魅せてくれそうだ

 先月に取り上げたが、3月20日に行われた前橋競輪2日目の6レースで奥井迪(東京106期・41歳)が1着をつかみ、石井寛子(東京・104期)以来、ガールズケイリンでは2人目となる通算500勝を達成。その報告会が4月5日(水)に立川競輪場にて行われた。デビューから8年11カ月10日での達成は競輪史上最速の記録となった。

 壇上に立った奥井は初めに「これだけ多くの人が集まっていただけるとは思っていませんでしたので本当にありがたいです。500勝達成は、こうやって応援してくださるファンの皆さんがいての自分、今があるのだと思います。達成までは本当にあっという間で、いつ何百勝を迎えたという記憶がないくらい時間が過ぎていきました。これも怪我がなくずっと走って来られたのが要因ですね」と振り返りつつ感謝の言葉を述べた。

 デビュー以来変わらないレーススタイルについて「自分の信念を変えずに選手生活9年目を迎えたのは、自分に良いところのひとつだと思っていますし、できる限り、これからも今のスタイルで頑張っていきたいですね」と語り、これからも徹底先行のスタイルを突き詰めていくだろう。そして、たどり着くさきは、年末に行われる立川グランプリ。
 「普段の開催でも立川は特別な思いで走っています。何年か前の立川グランプリを走った時は、過去一番の熱い声援を送ってもらい、お客さんから感動をもらえた。また、あの舞台で戦いたいですね」。

 今後の抱負とメッセージでは「お集まりいただき、ありがとうございました。前回の立川を走った時に声援が少なくて、“私って立川の競輪ファンのみなさんに認知されていないな”と感じた(笑)。ファンのみなさんに認められ、応援してもらえる走りをしていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」と今後も出し切るレースでガールズケイリンを盛り上げてくれるだろう。

永岡孝史記者

2023年4月5日 16時20分

開催情報

ページトップへ