逃げ切りでの価値あるV

　4月22日から小倉競輪場で開催されていたミッドナイト競輪F2ガールズシリーズは24日に最終日が行われ、8レースのガールズ決勝戦では坂口楓華（京都・112期）が内を付いての先行策でライバル達を圧倒し、9場所連続完全優勝の27連勝を決めた。

　レースを終えたは坂口は「内が空いていたのでちゅうちょなくいきました。近道でしたしね（笑）。たくさん踏まずに、後ろを見ながらペースで踏みました。先行も考えていたし、しっかり出し切るレースができて良かった」と振り返る。

　破竹の勢いはとどまることを知らず、今シリーズで27連勝。ガールズの連勝記録である児玉碧衣（福岡・108期）の34連勝も背中に見えてきたが「今練習でお世話になっている市田（佳寿浩）さんには、いつも電話で連勝は意識するなと言われている。正直、意識していないと言えば嘘になるけど今日も市田さんの言葉が頭をよぎったし、意識したレースをすれば今日のレースはできていない。まだまだ自分はチャレンジャーですし、出し切るレースをこれからもするだけですね」とあくまでタイトル、グランプリ制覇を目指して出し切るレースに徹するかまえ。

　坂口の次走は5月1日からの武雄競輪。今ある勝ち星よりも、その先を見据えた坂口の走りに要注目だ。

• 選手詳細データ

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  坂口楓華 選手京都・112期