引退表明の日野未来がトークショーに登場 ~岸和田競輪場~

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日野未来
トークショー終了後の退場時も最後までファンに手を振る神対応!
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オークションに出品したユニフォームとヘルメットを着用
7年間の選手生活でファンへの感謝の気持ちを語る

 6月21日、岸和田競輪場で「第76回高松宮記念杯(G1)」の開催5日目が行われ、昨日、電撃引退を表明した日野未来(奈良・114期)がチャリティーオークションと、トークショーに登場した。

 4レース発売中に行われたチャリティーオークションでは引退表明後、初めてファンの前に姿を現し、「先日、引退発表をしました。この7年間、選手人生を頑張れたのは、本当にファンの人たちが応援をしてくれたおかげです。感謝の言葉が伝えきれないんですけど、この場をもってお礼をさせてください。本当に今までありがとうございました」と応援してくれたファンへ感謝の言葉を語った。

 「G1パールカップまで必死にトレーニングをして、しんどいくらいやってきたので、やりきった気持ちで一杯です」と、選手生活でやり残したことはなく、しっかりとやりきった、どこが充実したような笑顔を見せた。

 オークションでは、使用していたユニフォームや、ヘルメットなど豪華6点セットを出品。その場で着用するなど、サービス満点の対応で、入札額はどんどん上がっていき、最終的には13万円で落札された。昨年のオールスターでファン投票2位に支持されるなど、ガールズ屈指の人気を誇っていた選手。ここでも人気の高さをうかがわせた。

小山裕哉記者

2025年6月21日 18時30分

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左・白井美早子さん(102期・引退から)花束の贈呈

 9レース発売中にトークショーで行われた一問一答は以下の通り。

-選手になったきっかけ-
 グラビアアイドルとして予想をして、奥井(迪)選手のレースを見て先行がかっこいいなと思って選手になりました。

―選手になるまで―
 筋肉をつけて自転車をこいで競輪選手になるまでのアマチュア生活の10カ月は人生で一番しんどかったです。一番濃い10カ月だったと思います。師匠(佐藤成人)と練習したアマチュア生活は人生の財産です。辛かったけど、やって良かったな。頑張って良かったな。競輪学校に合格して良かったって思いました。自分に合う職業に出会えて良かったです。

―レ―スで成績が残せるようになった―
 レースはものすごく苦手だったんです。練習でタイムは出るのに、なんでレースはダメなんだろうと思った時に、尾崎睦選手や、児玉碧衣ちゃんがいろいろなことを教えてくれて、そこからフレームを換えてめっちゃ調子が良くなったので、(児玉)碧衣ちゃんと(尾崎)睦さんには本当に感謝です。

―一番の思い入れのあるレース―
 昨年のオールスター(ガールズドリームレースで)2着のレースです。1着は取れなかったけど、ものすごい自分で頑張ったと思えるレースで、(ファン投票)2位っていう期待に応えられたんじゃないかなあと思います。(1着の佐藤水菜に)直接マークではなかったけど、自分で頑張って切り替えて、切り替えてのレースができたので本当に良かったです。

―引退のきかっけ―
 公営競技が大好きで、自分の今後の人生、たくさん公営競技を買って楽しみたいなと思いました。中途半端な気持ちでは選手は続けられないので、ここで決めて良かったなと思います。

―今後は―
 公営競技全部が大好きなので、お仕事の依頼もお願いします。自分でユーチューブとかでも全国の公営競技場のVlogをあげたり、ゆるく、楽しく動画を上げていきたいなと思います。

―7年間の選手生活を振り返って―
 プロアスリートとか、スポーツとか、いろんな言葉がありますが、そんなオシャレな言葉ではなくて、競輪選手の、1つの博打の駒って、よく言われますけど、公営競技の選手として毎回、車券に貢献しようと1秒たりとも中途半端な気持ちで走ったことはありません。みなさんに本当に恩返ししたいからであって(声を詰まらせながら)ファンのみなさんのことが本当に大好きってことはわかって欲しいです。本当にありがとうございました。

 詰めかけた大勢のファンの声援に時折、言葉を詰まらせながらも引退報告を行った。大好きな公営競技を広める活動をしてくことを公言しており、アイドルレーサーとして活躍した日野が切り開いていく未来の活躍にも注目したい。

小山裕哉記者

2025年6月21日 18時30分

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