奥井迪の走りを目標にする半田水晶 ~取手競輪場~

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半田水晶
競走訓練での先行回数はトップで積極的なレースを貫く
地元での奮闘を誓う

 取手競輪場では明日17日からFⅡシリーズが行われる。今開催はチャレンジ戦、ガールズ、A級1、2班戦が行われるが地元の新人ガールズの半田水晶(茨城・128期)に注目した。

 半田は社会人2年目までは陸上の円盤投げとして活躍。そこから競輪の道に進むのだが、どういう経緯なのだろうか。
「筑波大にいた時に小坂丈(茨城・121期)さんがトレーニングに来た時に競輪というものを知って。自分もやってみたいと。
2017年のガールズグランプリをみて奥井(迪・東京・106期)さんの逃げをみてかっこいいと思った」。
そこから奥井の走りを目標とするのだが、今開催では同配分。あこがれの人がすぐそこにいる。「同じあっせんと決まったと知った時からドキドキして眠れなかった。背中を追っていきたい。レースではダメですけど」。
 
 師匠は芦澤大輔で(茨城・90期)で「『とにかく出し切るレースをしてこい』と言われました。練習とかでも街道練習とかだけでなく、ペダリングなども教わっています」と適正で入った半田にとっては細かい部分でもさらなる力になるだろう。

 前回の川崎は予選1で5着。「消化不良でした。その分も今回頑張りたい」と地元での奮闘を誓う。予選1は目標としている奥井との対戦はならなかった。しかし、予選2、そうでなくても決勝に進めば自然に奥井との対決になっているだろう。奥井との対戦で胸を借りる日がくるのは近い。楽しみにその日を待とう。

木村貴宏記者

2025年7月16日 19時40分

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