「京王閣と立川の地元はいつも背中を推してくれる」

　12月28日に立川競輪場でFⅡガールズシリーズが開催された。6Rにはガールズの予選1が行われて、地元の中村由香里（東京・102期）が登場。レースは6番手から進めて、最終ホームまでに隊列の変化はなく、一つ前に位置した永塚祐子がホーム過ぎからスパートを開始するも不発。絶対絶命かと思われたが、最終2センターから空いた中コースを縫って強襲。抜け出した鈴木奈央には及ばなかったが、気迫のコース取りで連進出を果たした。

　「発走機についた段階からすごい声援が多かった。普通の場じゃありえないけど、最後は力を出せた。京王閣と立川の地元はいつも背中を押してくれる。考えて走ったというより、体が勝手に反応しましたね。ここ2場所は決勝にも乗れているし、ここに向けてしっかりやってきたので、明日からもしっかり頑張ります」

　地元3割増しとはまさにこのこと。残りの2日間もファンの声援を力に変えて、気持ち一本の走りで魅せる。

• 選手詳細データ

• 
  中村由香里 選手東京・102期