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2020年7月29日 17時24分

戦力充実の静岡勢 ~宇都宮ミッドナイト~

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鈴木陸来
狙うは連続完全優勝のみ
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梶田舞
地元で強敵を迎え撃つ

 7月30日初日の宇都宮ミッドナイトはチャレンジ・ガールズ戦。チャレンジは関東、南関2地区あっせんだが、鈴木陸来と渡邉雅也のルーキーコンビに、1・2班戦で健闘した桜井大地の静岡勢に期待する。養成所から先行主体に戦ってきた鈴木は、ルーキーシリーズの広島で優参に成功。続く伊東でも2勝をマークと実力をアピールしてみせた。そして、本格デビュー戦の7月大宮モーニングは完全V。決勝は今回も顔が合う太田龍希らを快速まくりで圧倒した。今回も快足を飛ばしてV争いをリードする。父親譲りのガッツと非凡なレースセンスの持ち主である渡邉は在所9位。自力の強化が課題と話すが、7月松阪ミッドナイトは後続を突き放して連勝で優参を果たした。両者で連係するなら、強力なラインになりそうだ。
 対するは、上川直紀と藤野竜也の地元コンビに、太田の関東勢。気合で走る上川は本格デビュー戦で失格しており仕切り直し。本格デビュー戦の7月西武園ミッドナイトを224着とまとめた藤野と組んで強力静岡コンビに一泡吹かせたい。太田は7月大宮を212着。準決は逃げ切り勝ちと未勝利に終わったルーキーシリーズとは一変した姿を披露した。素質は十分なだけに、タイミング良く仕掛けて力を出し切れれば怖い存在だ。

 鈴木は、小柄な体格ながら全日本学生選手権1㎞TT優勝、全日本大学対抗選手権タンデムスプリント優勝と、学生時代に輝かしい実績がありポテンシャルは十分。在所順位は中位だが、先行回数2位という数字が示す通り積極策に徹した結果であり、能力評価でAを獲得したスピードのキレは強烈だ。本格デビュー戦となった7月大宮は完全V。決勝は4人そろった同期対決を2角中団まくりで圧勝した走りは圧巻だった。“脚質的にはダッシュなんですけど、先行で粘れるように長い距離を踏む練習をしてきた”と成長著しい。同じ超走路のここも慌てず仕掛けて脚の違いを見せる。

 ガールズは石井寛子の独壇場となりそう。サマーナイトフェスティバルは初日の大敗が響いて優参を逃したが、予選2以降も気持ちを切らさず走ったのは底力を感じさせた。以前に比べると好不調の波が出てきている近年だが、今年ここまで9Vと普通開催ではレベルが違う。勝負所で俊敏に動いてV回数を伸ばそう。
 石井に対抗できるとすれば7月平塚を完全優勝した梶田舞をおいていない。平塚決勝は底力発揮の尾崎睦をゴール前でねじ伏せた。相性抜群の地元戦に向けて態勢を整えてきた感じだ。
 復調なった伊藤のぞみ、同じくようやく上向き気配の荒川ひかりが連候補で見逃せない。本格デビュー2戦目の廣木まこは落ち着いて流れに乗って仕掛けられれば。

 2月の落車から開催中止も経て5月に復帰した梶田。なかなか本来の出脚、粘りが戻らず、あっせんがなかった6月を経て約40日ぶりの実戦となった7月弥彦では決勝まで外してしまった。“感じは戻ってきていたのに。何をやってももう駄目なんじゃないかな”とさすがに落ち込んだが、“ずっと苦しい状態だけど頑張るしかない”と気持ちを切らさずに臨んだ続く平塚を完全優勝。力勝負で尾碕睦の逃げをまくりで捕らえた。“今年一番のデキだった”と自信を回復。過去に6戦して4V、準V2回と抜群の相性を誇るホームで強敵石井を迎え撃つ。

権田浩一 記者

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