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2020年11月21日 19時31分

大混戦のシリーズだ ~宇都宮ミッドナイト~

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板垣昴
シリーズ屈指の先行型だ
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藤田周磨
初Vのチャンスが到来

 11月22日開幕の宇都宮ミッドナイトは傑出者不在の混戦。特に上位陣には機動型が手薄で、Vの行方は混とんとしている。狙ってみたいのは相笠翔太、板垣昴の福島コンビだ。3月大垣を最後に優勝からは遠ざかっている相笠だが、後輩を目標にできそうなここは絶好のVチャンス。“まだまだ自力を出せるときは出していきたい”とまくり主体の組み立てに意欲を見せているが、逆に言えば番手戦を含めて与えられた役割を全うする心構えが出来ているという事。この位置は狙われる危険もあるが、死守して抜け出させるか。板垣にとっても1・2班戦初優勝のチャンスだ。最近は決勝に乗れていないが、11月青森131着など勝ち星は多く、デキに不安はない。チャレンジで長い距離を踏んで鍛えた機動力を存分に発揮する。
 援軍は少ないが、原田泰志が対抗する。原田は優勝した9月川崎のように関東の若手機動型がいれば前を任せるが、基本は自力自在戦。前々好位キープから仕掛けられれれば好勝負だ。
 亀谷隆一、石井毅が軸の南関勢は、先行力ある大関祐也、佐野恭太が勝ち上がってくれば。

 8月の当所ミッドナイトでは予選の1勝のみに終わった板垣だが、“(1・2班戦に上がって)予選はまくりばかりだったけど、初めて逃げて勝てた。流すところは流せたし、落ち着いて走れました”といいきっかけとなり、その後は立て続けに優参するなど着実に前進している。元々ダッシュを生かしたまくりを得意としてきたが、先輩のアドバイスもあって途中から徹底先行に転向したのがチャレンジ時代。“以前は脚を使わないようにレースをしていたけど、脚を使った方が結果的に勝ちやすくなることがわかったので。ペース配分もようやく分かってきて、ラインを生かすレースができるようになってきました”と土台を作っての2班昇班だけに、強力な同型が手薄なシリーズなら主役の座を奪っても不思議ない力がある。昨年デビューの115期生といっても陸上自衛隊出身の28歳で、浮わついたところは全くない。自分がやるべき競走をしっかりやって結果を出す。

 藤田周磨、戸邉捺希の117期コンビに、阿久津浩之の埼京勢がV争いをリードする。本命は藤田を推す。本格デビューするや立て続けに落車に見舞われて出遅れたが、9月西武園ミッドナイト以降は順調に白星を積み重ねており、ここで初優勝を決める。“競走には慣れてきたので自分の競走をするだけですね。練習では先行もまくりもやっている。カマシ、まくり、どっちになっても持ち味のスピードを生かしたい。予選、準決は思うように走れているので、決勝も持ち味を出せるように”。決勝のメンバーにもよるが、組み立てのミスなく、力発揮できれば勝てる。
 もちろん、戸邉にとっても優勝のチャンスだ。9月の当所ミッドナイトで落車をしてからやや勢いが削がれた感じなので、今シリーズで悪いイメージを払拭して巻き返していきたい。
 秋本耀太郎も目指すは初Vを地元で決めることのみ。持ち前のダッシュを生かしたカマシ、まくりが得意だが、今は押さえて駆けて力を出し切る競走を意識してやっている。好機に先制していければ好勝負だろう。

権田浩一 記者

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