鷲田佳史選手福井Ｓ級２班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　「強い人の後ろに付いて見えてきたものがあります。この半年はすごい勉強になりました」
　鷲田はここ数カ月、近畿の勢いに乗る機動型である中井俊亮、黒川茂高、佐川翔吾の番手を回った。宇都宮記念でも初日に栗山俊介、最終日は中井太祐の番手だった。
　「今までだったら後輪だけを見ますって感じだったけど、脚が上がった気がしますね。また一つ積み上げられました。決勝で３番手はあったけど、（５月）京王閣の決勝は中井（俊）君の番手でチャンスもありました。今は一戦一戦置かれた立場をこなすことを心掛けています」
　前がいないときには前回りもしているが、今後はどういったスタイルを目指すのか。
　「自力には未練はないですし、最終的にはマーク、追い込み屋としてやっていきたいです。けど、仕事をこなすには自力も必要だと思います。そうしないと後ろに付いていて抜けない。上のランクにいくと脚がいるんで。競輪は何でもできる選手がやっぱり強いので」
　昨年からガールズの梅田夕貴（108期）を弟子にとった。苦労も絶えなかったが、これが良い方向にも作用した。
　「彼女は自転車経験もなければ、スポーツの経験もなくて。自分では当たり前と思っていることでもどう伝えればいいのか（苦笑）。でも教えることで気付かされたこともありました。言葉として伝えること、自分に置き換えることでプラスになりました」
　７月からはＡ級になるが、自分の信じた道を突き進む。スタイルを確立しＳ級の舞台に帰ってきたときに優勝するために。
　「Ａ級に落ちてもやることは変わりません。番手でしっかりとマーク屋としての仕事をするだけです。近い先輩で言うなら市田（佳寿浩）さんであったり。これでっていうのはまだ見つかってないですけど、オリジナリティーを見つけながら。基本はヨコを勉強、とにかく勉強です」

2019年1月18日更新

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