杉森輝大選手茨城Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　「思ったよりつまずいています。注目を浴びてデビューしてたので苦しかった。思うようなレースができず、すぐに結果を出せずにいたので」
　武田豊樹をはじめ、競輪界で多くの元スケート選手が活躍。そのなかでも今年からＳ級に初参戦した杉森輝大は、抜群の実績を誇る。小学校から続けてきたスケートで06年トリノ、10年バンクーバーと連続でオリンピックに出場。競輪学校でもゴールデンキャップを獲得と素質、話題性とも目立つ存在。それを自覚していただけに、この現状に悔しさを滲ませる。
　「Ｓ級に来るまで１年半。時間がかかった。競輪は難しい。自分一人だけの力じゃやっぱり。ラインがあって、その中でそれぞれが色々な組み立てをしてくる。思い通りにならないですね」
　個人戦の多いスケートとの違いに悩むなか、着実に力を付けているのも確か。10月のＦ１戦で２度優参。11月京王閣記念は連勝で準決勝に進出した。
　「半年位前から練習を変えました。それまでは色々人に聞いて試していたんですが、それをデビューする前の力を出し切る練習に戻した感じです。それと10月の平塚でフレームも替えて、ようやく少しずつ」
　そして、同開催で鮮烈なＳ級デビューを果たした107期吉田拓矢とは、同門の先輩後輩の仲。
　「吉田（拓）君は元々力は持ってる。強い子が出てくるのは良い刺激になります。お互い刺激し合って、負けないように上にあがっていければ」
　後輩に触発され、さらなるレベルアップも期待できる。
　今年のＳ級生活の締めくくりは年末のヤンググランプリ。だが、目標はさらにその先にある。
　「出れることはよかった。でも、ヤンググランプリは通過点ですから。一戦一戦Ｓ級で戦うことだけを考えて力をつけていければ、出れるものだと思う。ここでつまずいている場合じゃない。目指しているのはもっと上のほう。Ｇ１ですから」

2019年1月18日更新

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