ピックアップ GⅢ 小田原 11/06
小原太樹
松井宏佑、郡司浩平の3番手を回った準決の小原太樹は、からまれてしまい7着と決勝進出を逃した。しかし準決以外は、絶好の展開をモノにしてシリーズ3勝を挙げた。
「(最終日は)敗者戦でしたけど、1着が取れたことは良かった。準決は不甲斐ないレースをしてしまった。(準決のような)あのスピード域で対応するのは、現状の自分には厳しい部分もある。そこが今後の課題ですね。自分がいくら強くなったとしても、相手も同じスピードで成長していく。なので、工夫をしていくことが必要だと思っています。次の競輪祭はドームなので、しっかりスピード練習をして、次につなげたい」
町田太我
一、二次予選を連勝で勝ち上がった町田太我は、準決で最終バック3番手の好位置を生かし切れずにシンガリ負け。この悔しさは、12月の地元、広島記念で晴らす。
「(準決は)チャンスの展開をモノにできなかった。あんなに悔しい思いをしたのは久々です。詰まったところが(最終)3コーナーの上りだったので、ビビってしまった。間合いの取り方だけだと思うので、ああいう展開になった時にモノにできるようにしないと上では戦えないなと感じました。(広島のバンクが改修が終わって)バンク練習ができるようになったことで、自信を持ってレースを走れている。広島記念は、いま一番獲りたいと思っている記念です。(あっ旋が)そこまで詰まっていて疲れているんですけど、しっかりと逃げて、広島記念に備えたい」
志田龍星
近況、1着が増えている志田龍星は、今シリーズでも3勝を手にした。最終日は、S班の新山響平をまくり切り、中部ラインで上位を独占。2着の志智俊夫は、「悪天候のなかでも軽く回しているような感じで、きれいなフォームでまくっていった」と、同県の後輩の白星を称えた。
「(最終日は新山が)すごいピッチだったので、脚はたまっていなかった。脚力不足を感じましたね。(今シリーズは3勝できたが)勝ち上がれていないので、良くなかった。ここ2年ぐらいはバンクにはあまり入らずに、パワーマックスなどの室内練習をしている。(次の競輪祭まで)もう一回練習し直して、1つでも上を走れるように頑張りたい」
谷和也
補充参戦ながらも、前回の寬仁親王牌でG1初出場を果たした谷和也は、3日目までは積極策を披露。着には結びつかなかったものの、大舞台での経験を糧にさらなるステップアップを図る。
「(今シリーズは)連日、もうひと伸びが足りなくて、力の差を感じました。夏に体調を崩してから成績が良くないが、それをいつまでも言い訳にはしていられない。前回G1を経験したんですけど、力不足でしたね。本当、まだまだだなと思います。今まではS級1班の点数を取ることと、G1出場を目標にやってきた。今後は正規配分でG1に出られるように、力をつけていきたい」