接戦も村田奈穂を指名

村田奈穂
直後に控えるパールカップ(G1)出場選手は不在で、競走得点トップが村田奈穂という大混戦。本命にはその村田を推す。体調が整わない中でも高いレベルで成績をまとめていける実力者で、今年もオールガールズと同時に行われた普通開催で優勝している。スピードの乗りが良くて力強いまくり基本のタテ脚勝負でV争いの中心になる可能性は高い。

渡部遥
機動力評価なら渡部遥だ。本格デビュー後の優勝は23年11月の前橋と昨年8月の弥彦の2回だけと、あと一歩で優勝に手が届かないレースが続いているものの、強地脚を生かした積極策には定評があり安定感も申し分ない。強力な同型は手薄なシリーズだけに、好機にスパートなれば強靭な踏み直しで押し切りは十分だろう。
実績を考えれば中野咲も有力なV候補に挙げられる。自力策を多用してランクを上げていった頃の勢いは薄れたが、変わらずガールズ上位クラスの脚力を保持していて、今年は準V1回、決勝3着が5回とまとめている。結果を出して再進撃へのきっかけにしたいところ。
高木佑真も自力自在戦でV戦線に加わってくる。展開次第で先行もあるが、今は集中力高くレースの流れに乗っていく競走が主体になっている。最終的に好位を占めていければ昨年4月久留米以来で4度目のVも見えてくる。
位置取りで勝負を懸けてくるのが元砂七夕美、河内桜雪、鈴木彩夏。中でも怖いのが元砂で、連対ラッシュの近況だし、5月奈良で久米詩、吉川美を破って6年ぶりのVも飾ってみせた。まくりも出ているように脚力アップが顕著な河内も連の対象から外せない。近況から初優勝をゲットする場面があってもいい。
そして、注目したいのが伊藤優里、平子結菜の地元ヤング2人だ。先行意欲高く戦う伊藤、何でもありのレースで戦歴アップの平子。ともに伏兵に止まるつもりはないだろう。
得意の前々戦で復調気配の篠崎新純、脚を溜めての強襲が怖い東美月も一発気配が漂う。