• 別府競輪場開設75周年記念オランダ王国友好杯6/5〜6/8


レインボーカップ A級ファイナル シリーズ展望

地元の大西貴晃を主役に期待

大西貴晃

大西貴晃

 3着までに入ればS級特進となる一戦は、取手記念内で行なわれるチャレンジファイナルと状況は同じ。1班に昇格する大西貴晃をはじめ全員が来期からのS級が決まっている。北日本4人、九州4人、自在に何でもできる川口雄太が地区単騎というラインナップで、地元の一戦とあって最もモチベーション高く臨めそうな大西が本命には最もふさわしいか。言うまでもなく昨年10月当所G3の覇者。降級の今期は初戦でいきなり失格と苦い思いをしたが、その後は7場所で4V、準V2回と非の打ちどころがない。人の後ろを回るレースが増えている中でもコンスタントにまくりを決めていて、ここも熊本勢との連係でも別線になっても信頼して良さそう。河崎正晴、谷口力也の熊本コンビでは番手有力な谷口のアタマが魅力的。ややレース運びは強引な感じだが、降級して連対率71%と着をまとめているのは力の証だ。稲吉悠大はどう出るか。今期は5V、準V4回と格上の存在感を遺憾なく発揮していて、河崎の番手でも谷口の番手でもVを手にしている。ただ、九州4人で連係では位置が悪くなる。それなら自分でやる手もありそう。

橋本智昭

橋本智昭

 北勢は木村佑来、橋本智昭、山崎将幸の宮城3人に、小原丈一郎で、こちらも一騎当千の強者ばかり。軸になるのは橋本。3月の落車からVが獲れていないとはいえ今期の橋本はV6だし、勝機が巡れば勝てる状態だ。昨年末のレインボーも小原の番手を回りながらゴール前で力が入り過ぎて2着失格。今回はその雪辱戦となる。また、こちらも小原の出方は流動的だが、北連係でも自分で自力勝負でもV候補から外せない。昨年後期に降級して1年足らずで9V。踏み出し鋭く、どんな展開にも対応できる。

 地区単騎を不利と感じさせないのが川口だ。S級でも自在戦で名を売ってきたところでの降級で、今期は6Vの荒稼ぎ。遅めの仕掛けでも届いてしまうスピードに、A級なら逃げても強い。組み立て次第で一発は十分だろう。

出場予定選手

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