吉田昌司がパワー発揮

吉田昌司
京王閣G3ナイター第2弾はA級1・2班戦が併行開催される。各地区に主力が分散も、心機一転、埼玉に移籍した吉田昌司が奮起しそうで、地元ホームの内田玄希らとの埼京ラインに期待したい。吉田はS級では大きい着が目立った一方、5月当所でも最終日に逃げ切るなど負け戦を中心にコンスタントに勝ち星を挙げていた。23年後期のA級戦では一度も決勝を外さず4Vをマークしていたし、力は落ちていないなら同様の活躍を期待していいだろう。また、永井哉多も勝ち上がってくれば番手戦も視野に入るがどうか。どうあれ内田も好目標を得て力が入る。結果を出して巻き返しの第一歩としたい。

小川将二郎
小川将二郎、栗田貴徳の四国勢にも注目。S級に特進した兄の三士郎とは異なり自在寄りの小川ながら、近況は申し分なく6月奈良でV、今期初戦の7月防府も着とまとめている。ここも前々で後手を踏まない組み立てからタテ脚を出せれば栗田との上位独占は十分。ただ、栗田は昨年末の怪我で長欠を余儀なくされ、復帰後もピリッとしていない。過去の実績を考えても過信は禁物か。大瀬戸潤一郎も四国両者に加勢ならより強力なラインができるが、ビッグマンこと藤井優希が1・2班戦でも先行力発揮なら話は変わってくる。
南儀拓海、金子貴志の中部勢もV争いに参戦。4月に連続優勝と本格化した南儀なら、ここも積極的に駆けてレースを支配する可能性は十分だろう。金子は負傷欠場中だが、その前は優参続きでしっかりしている。
7月佐世保をダッシュ鋭くまくって優勝した小柳智徳の一発も魅力。勝負強い岡部芳幸の動向も気になる。