検車場レポート
加藤 圭一 神奈川 85期 |
中団から先に動いた亀井久幸を佐伯辰哉が叩いて打鐘から主導権を握る。1センターから巻き返して来た水谷好宏に合わせて亀井がまくるが友定祐己のけん制で伸び切れず。これで中国トリオで上位独占かに、亀井のスピードをもらった加藤圭一が直線鋭く突き抜けた。
「あそこで行ってくれないとかぶっちゃうんで。でも6番(岡田泰地)を飛ばしてすかさず行ってくれたんから、僕にチャンスが出た。出はよかったけど、止まっちゃったんでね。僕はいつになくよかったです」
逃げた佐伯辰哉は2着に。レース後は問題点を口にするが、1カ月ぶりのレースということを考えれば及第点といっていいだろう。
「思ったより踏み直せなかったです。打鐘で踏んだけど、ホームで流したらそこから踏み上がらなくて。めっちゃ友定さんが仕事してくれてるのもわかりました。もうちょいですね。久々のレースでちょっとだけ緊張した。でもやっぱりレースがいいですね、練習より」
番手で援護をしたとはいえ、佐伯を交わせなかった友定祐己は首をひねるばかり。
「なんか重かった。(今回から新車で)ちょっとどうしようかな。キツいね、これじゃ。脚がたまらないんで。重くても抜ければいいけど、すんなりの先行で抜けてないんでね。フレームを元に戻すか考えます」