検車場レポート
山賀 雅仁 千葉 87期 |
松浦悠士、山賀雅仁の順で前に出ると、その上を川口聖二が打鐘で押さえて主導権。4番手に山賀で、松浦が6番手。前受けから引いた吉澤純平は、8番手で最終ホームを一本棒で通過。好ポジションを確保した山賀は松浦の仕掛けを合わせるように、2コーナーで踏み上げる。北野武史のけん制を乗り越えると、抵抗する川口を直線入り口でとらえた。
「あの位置(4番手)を取ったからには、あれ以上早く仕掛けられない。上を行かれたらしょうがないと落ち着けたのが良かったです。出切るまでに時間がかかってしまって。スッと出切れていたら、内藤(秀久)君まで連れ込めたかも。5、6月くらいからウエートを増やしたり、練習方法を変えました。まだまだ伸びる感じはある。初日が一番疲れていて。その中で、このメンバーで1着を取れたのは嬉しい。ただ、これを一回ではなくて、続けないといけない」
合わせて踏まれた松浦悠士は、内藤を締め込んで山賀にスイッチ。2センターから外を踏むも、山賀を交わせず2着。
「吉澤さんを駆けさせないようにするまでは良かったですけどね。ホームで詰まって、行ってしまえと思ったら前が駆けて、山賀さんに合わされてしまいました。その後は自在性が生きたけど、桑原(大志)さんを連れ込めなかった。あの展開なら、4番手でも良かったですね。それか、もうワンテンポ早く行くか。反省点はそこですね」
山賀に上をいかれた北野武史は、2センターから前に踏んで3着に入った。
「川口君は、良い感じで掛かっていたと思います。1回は(山賀を)ブロックしにいったけど。3コーナーであたろうとしたら、もう出られてしまっていて。それで、(山賀の)後ろを張ろうと思ったら松浦が外し気味にいたので無理でした」