検車場レポート
山口 泰生 岐阜 89期 |
後ろ攻めの加賀山淳が、5番手の川口公太朗に蓋をする。これを見た3番手の山田庸平が切りに動くが、前受けの森田康嗣は突っ張って出させない。加賀山が叩きに行くと、川口は合わせて踏んで4番手を確保。懸命に逃げる加賀山に対し、最終3コーナーで反撃に出る。山口泰生は、川口の仕掛けを追わずに2センターからインを突く。直線で鋭く伸びて高配当を演出した。
「地元だし、ちょっと緊張するくらいでした。バックで川口君が仕掛けなかったからキツいかなと。ちょっと様子を見ていたら、内が空いたので行きました。(今回は)靴も換えて、フレームも新車。フレームはセッティングをだして、練習でも2週間くらい使いました。結果が出て良かったです」
川口公太朗は加賀山をまくれなかったが、3着で二次予選に進出。引き揚げてくると、安堵の表情を浮かべた。
「行く準備をしていたけど、タイミングが合わなくて。でも、3コーナーで行かなきゃと思って仕掛けました。結局、加賀山さんを交わせていないので、まくりに行っても行けていないですね。勝ち上がれて良かった。なんとしてでも、(一次予選を)突破しようと思っていたので」