検車場レポート
永井 清史 岐阜 88期 |
赤板で先頭に立った和田禎嗣を永井清史が打鐘から巻き返すと最終ホーム前には出切って主導権を握る。そのまま快調に先行する永井が後方からまくり迫る石丸寛之ラインや番手の松山桂輔を振り切って堂々と逃げ切る。
「あれ以上もがき合いになったらキツかった。出れると思っていったし、自分のペースに入れれた。被るのが最悪だったし、残り1周ならいっちゃえって。(前回のASとは違う自転車で)自転車を戻して感覚が元に戻りましたね。明日からも岐阜勢で頑張りたい」
西田雅志はまくった石丸の外を伸びてトレーニングの成果を実感。
「石丸さんが仕掛けてくれたおかげ。前の頑張りがあってから自分の練習の成果も生きる。5月にグレーツァーに練習方法を聞いた。今はナショナルチームの練習を真似してカーボンフレームに大ギアをかけて練習している。練習はキツイけど成果が出ていますね」
後方から好回転でまくった石丸寛之は自転車の感覚に手応えを掴む。
「永井が強かった。ジャンからいってあのスピードなんだからね。脚が違うよ。キツかったけど、リカバリーできたかな。今は良い自転車に乗っているし、そのおかげ。体とか脚が自転車に負けてる。2着かなと思ったら西田に抜かれて、あいつも強いね」