永澤剛が力強いまくりで4度目のV ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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若手機動型を抑えて頂点に立つ(写真左から小畑勝広、永澤剛、中島詩)
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永澤剛
久々のPIST6も問題なし
中島詩音は果敢に先行するも3着

 PIST6 2023 ラウンド14は、7月22日(土)に最終日が行われた。初日の予選は波乱決着が目立つも、準決勝は順当な結果となり決勝戦には実力ある選手達が勝ち上がった。壮絶なハイスピードバトルが繰り広げられたなか、残り1周からまくった永澤剛が自身4度目の優勝を飾った。2着には追走した小畑勝広が続き、3着には中島詩音が逃げ残った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から永澤剛-小畑勝広-安彦統賀-中島詩音-松山桂輔-小林史也。レースは残り3周でペーサーが退避すると小林がインを切る。その動きを追った中島がスパートを開始して残り2周手前に小林を叩き先頭に立つ。中島はそのまま先行態勢に入り一本棒でレースが進む。4番手となった永澤は残り1周から一気にまくり上げると直線で中島を捕らえて、迫る小畑を振り切った。

 「中島君の応援が凄かったし、自分が優勝しちゃってすいません(笑)。アイドルと記念撮影をできて良かったです。(決勝戦を振り返って)展開的には想定内だったけど、4番手になって前の選手に合わせて出られたら厳しかったと思う。一か八かでむりやり行っただけだし、まさかまくれるとは思わなかった。(シリーズを振り返って)今回は決勝まで勝てていなかったし、絶好調と言える状態ではなかった。年齢とともに脚力が落ちているのか、周りが強くなっているのかわからないけど、とにかくきつかった。人気になるのは嫌だし、次回は3番人気ぐらいになってくれると走りやすいです」

 まくって逃げてと多彩な戦法を駆使して自身4度目のVを達成。勝ち上がり戦では未勝利も、決勝戦でしっかり優勝をつかみ取る辺りは流石の一言だ。S級上位で揉まれた経験は伊達ではなく、この勢いのまま次回も変幻自在の走りで頂点を目指す。

髙野航記者

2023年7月22日 20時18分

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