今後の競輪界を担う超新星

　５月5日（月）から川崎競輪場でF２ガールズシリーズが開幕する。今回は早期卒業生の市田龍生都（福井・127期）が川崎に登場。岐阜での完全Ｖを皮切りに立川、函館で9連勝を決めて特別昇班での参戦となった。輪界に新しい風を吹き起こすはずで、注目のシリーズとなるだろう。

　市田はもともとチャレンジ戦であっせんされていたが、特別昇班したために追加で1、2班戦の参加となった。「普通に練習してきました。毎回、毎回、注目されているが、いたって普通ですね。そんなに緊張する性格ではないですが、さすがに函館の決勝はプレッシャーを感じましたね（苦笑）。それは大垣ミットナイトでの“トラウマ”だったかも」と淡々と話す市田はすでに大物のオーラを放っていた。

　「また今回から挑戦が始まりますが９連勝を目指すとかではなく、自分の力を出し切って結果が付いてくればいい。父から（佳寿浩氏・引退）は特に何か言われていないが、結構チェックしてるみたいです（笑）」。
　
　初日は10Ｒの予選メインを走る。このレースにはＳ級を経験している菊池竣太朗（静岡・111期）がいて楽なレースではない。競輪の厳しさを教えられる可能性もあるが、ここで足踏みしないはずで市田の走りからは目がはなせない。