村上竜馬が逃げ切りで優勝! ~小倉競輪場~

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村上竜馬
内容満点の逃げ切りで同期を撃破
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那須萌美
目に薄っすらと涙を浮かべながらも笑顔
ガールズは那須萌美が涙の初V

 11月11日(木)に最終日を迎えた小倉ミッドナイト・オッズパーク杯はA級1、2班戦で村上竜馬(広島・115期)がV。ガールズ戦では(那須萌美・114期)が嬉しい初優勝を達成した。

 村上竜馬は負け続けていた同期の宮崎大空を相手に臆することなく先行策で勝負を挑むと軽快な踏み直しで逃げ切ってみせた。
 「宮崎君をフタしてカマシと思っていたけど、自転車が前で出ちゃって。そこからは腹を括りました。初日よりもホームで踏んで別線に仕掛けられないようにした。宮崎君にはずっと負けていたから今回は絶対に負けないと思っていった。最終バックからは無我夢中で踏んでいた」とレースを振り返った。「自分なりに良いレースをして結果を残せた。次に繋がるレースができましたね。ひさしぶりに自分が強いと思いましたね(笑)。でもこれで満足しないように。来期はS級なのでもっと強くならないと。もっともっと練習して強くなってS級に挑みたい」と驕ることはなく、来期に向けた準備を着々と整えている。

 ガールズ戦では那須萌美がデビューから3年4カ月と2日(デビュー日含まず)で初優勝を決めた。「(優勝できて)良かったです。走る前から(優勝できるか)自信なくて。予選2で不甲斐ないレースをしたから自分の力でどうにかしようと思ってスタートから思い切り出たけど、みんな速くて。隊列が整った所で杉浦さんの後ろだったので、そうしろ(追っていけ)ってことなのかなと。ゴールした時も差しているのか良くわからなくて、実感がなかった。でもみんなからおめでとうと言われてウルっときた。九州で尊敬する(林)真奈美さんに肩を叩かれて嬉しかったですね。準優勝は一杯していただけにやっとって感じで嬉しい」と念願の優勝を勝ち取り、笑顔が弾けた。

池端航一記者

2021年11月11日 23時59分

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