今年最後のG1決勝『第63回競輪祭』 ~小倉競輪場~

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北津留翼
4年前は準優勝。地元の声援を力に変える
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吉田拓矢
賞金面でもGPの権利がかかる大一番
年末のグランプリ出場権争いにも注目

 『第63回朝日新聞社杯競輪祭』はいよいよ、明日の23日(火・祝)に決勝戦が行われる。G1のタイトル争いはもちろん、決勝の結果で年末のグランプリの権利も確定する〝聖地大決戦〟は見逃せない。決勝のメンバーで今年のG1タイトルを獲得しGPを確定させているのは、郡司浩平、松浦悠士、古性優作の3人。吉田拓矢は賞金ランク11位で優勝を逃しても、郡司、松浦、古性の3人から優勝者が出て、4着以上に入れば、山口拳矢を抜いて賞金面でのGPが当確する。その他5名は優勝が条件。注目の並びは以下の通り。

 ①北津留翼-④園田匠

 ⑤新山響平-⑧渡邉一成

 ⑨古性優作-⑥山田久徳

 ②郡司浩平

 ③松浦悠士

 ⑦吉田拓矢

 1北津留翼
(4走で脚は)きついが、頑張るしかない。声援がすごいので、それをムチにして走れれば。調子はいつも通りで、精一杯に頑張るだけ。車番がいいので生かして走りたい。自力。

2郡司浩平
準決勝も気負いなく走れた。連覇を気にせずに、全力を出して1走に集中したい。自分でアクションを起こせれば。流れをよく読んで、仕掛けられるように。

3松浦悠士
自力自在。昨年は決勝に乗れなかったので単騎だが狙っていきたい。準決勝は雄吾のおかげで脚力を消耗していないので、決勝は自分の力を出せるかなと。

4園田匠
脚より気持ち。(準決勝後は)お客さんはあれだけ温かい。ゴールした後に興奮して鳥肌が立ちました。(地元G1の決勝は)子どもの頃からの夢。20年以上かかったけど、最後のつもりで頑張る。乗るからには1/9のチャンスはあるので。再度で翼。

5新山響平
3回目のG1決勝。欲を言えば、優勝を狙いたい。決勝は回数を重ねないと雰囲気がわからない。落ち着いて冷静に走りたい。準決勝同様に一成さんの前で持ち味を出せるように。

6山田久徳
初のG1決勝は全部3着で上がれるとは思わなかった。目標にしていたので、ひと区切り。勝ち上がりは決まり手がないけど、最後に付けられるように(笑)古性君へ。

7吉田拓矢
今年はレースのバリエーションを増やして、今までやらないレースも増えた。今回は先行、捲り、追い込みの3つをやって総力戦でした。チャンスをいただいたので、悔いの残らないように優勝を目指して頑張る。

8渡邉一成
この2年、思う通りに体が動かず、上手いこと走れなかった。ナショナルチームをやめて、つらい時期もあったが、前回は自分でG1準決勝に乗れたりもした。狙うことばかりを考えずに、悔いのないように走る。再度で響平へ。

9古性優作
調子は悪くないが、周りのレベルが高すぎて、基本的に脚がモノ足りない。今からできることはケアをすることと、作戦を立てること。準決勝の分も一生懸命に頑張る。自力自在。

小山裕哉記者

2021年11月22日 22時48分

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