小原唯志が地元Vへあと一歩 ~取手競輪場~

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小原唯志
4年振りの地元Vは目前
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中野慎詞
充実の援軍を背に疾走だ
チャレンジ決勝は中野慎詞が大本命!

 1月10日(月)から取手競輪場で開催されているF2ガールズは明日12日(水)に最終日を迎える。チャレンジ戦は早期卒業生で注目を集める中野慎詞(岩手・121期)が2場所連続完全Vへ視界良好。1、2班戦は連勝で勝ち上がった小原唯志(茨城・101期)が18年3月以来の地元優勝を狙う。
 地元の小原唯志は「(木村)皆斗(茨城・119期)とは午前中によくバンクで練習するから初連係だけど強いのも知っていますよ。好きに走ってもらえれば良い」と木村とは初連係になるが後輩の走り方や癖は把握している。しかし番手はすんなりと回れず、赤塚悠人(山形・97期)がジカ競り宣言してきたが、「競られるのは仕方がないですね。皆斗、須賀(和彦)君と一緒に良い作戦を練って頑張るしかない。準決で大ピンチをしのげたし、状態も良く、車の出も良い。地元で優勝できれば4年前のA級優勝以来になるかな」と調子の良さを実感するだけにジカ競り宣言されても怯む様子は一切ない。4年振り、4度目の地元優勝へあと一歩だ。

 中野慎詞は危なげないレースで連勝を決めたが、最初に口から出てきたのは反省の弁。「もう少し早くいってもよかった。見過ぎてしまったし、落ち着き過ぎた」とレースを振り返り、「養成所時代でもこんなに寒い中でレースをしたことがなかったし、アップを変えてみたりオイルを塗ったりしたけど、寒かったし重たかったですね」と初日とは違い、雨が降り、気温も上がらない中でのレースは想定以上にキツかった様子。「18連勝でS級に特進とか目標はあるけど、やるべきことをやってレースの中で学んでいきたい。決勝は4車だし、番手の佐藤(啓斗)さんは早稲田大学の先輩。しっかりとラインで決まるように頑張りたい」と先を見据えつつも目の前の一戦に集中する。

 チャレンジ決勝は10レースで発走時刻は14時56分、A級1、2班戦決勝は12レースで発走予定時刻は16時10分。エンジョイ投票サイトでの締め切り時刻は発走時刻の5分前となります。

池端航一記者

2022年1月11日 18時17分

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