『第37回読売新聞社杯全日本選抜競輪』決勝戦 ~取手競輪場~

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新田祐大
東京五輪戦士の実力を見せるか
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平原康多
地元地区の関東からはただ一人の決勝進出となった
ライン3車の利がある新田祐大

 2月23日(水・祝日)、取手競輪場を舞台に『第37回読売新聞社杯全日本選抜競輪』決勝戦が行われる。注目の並びは以下の通り。

 ①古性優作-⑦浅井康太

 ⑤新田祐大-②佐藤慎太郎-⑧成田和也

 ⑥太田竜馬-⑨松浦悠士

 ③平原康多

 ④深谷知広

 単騎が2名の細切れ戦となり、ライン3車の新田祐大はレースを有利に進められそうだ。「自分の脚の感覚はすごくいい。(決勝は)先輩たち(佐藤慎太郎、成田和也)の熱い思いを背負ってしっかりと頑張りたい」。昨年の8月は東京五輪に出場。その直後のオールスターから競輪に復帰したが、11月の競輪祭までの僅かな期間では、GP出場を逃して、S班からも陥落した。その後の12月、伊東温泉記念で優勝した時には、「ずっとナショナルチームと赤パンのプライドを背負ってやってきた。SS級からは離れてしまうが、トップ9人から勝ち取るレースを組み立てていって、赤パンツではないけど、10人目というか、恐怖を感じる選手になれるように頑張ってきたい」と今年の巻き返しを誓っていた。早速、訪れたGⅠ決勝の大舞台。世界の舞台で戦ってきた豪脚を発揮だ。

 関東地区からただ一人、決勝に進出した平原康多は単騎を決断。「昨日(二次予選)、(吉田)拓矢がいなくなって(負けて)、眞杉と最終レースを頑張りたいと。関東のみんなのおかげで(決勝に)乗らせてもらっているし、自分でやりたい気持ちが強い」と、関東のみんなの思いを背負って決勝戦に臨む。「(状態は)悪くはない感じ。やってきたことがプラスになっていますね」と、静岡記念で感じた足りない部分を今開催までに修正してきた。5年前に当地で行われた全日本選抜競輪では縦横無尽な立ち回りから優勝をつかんでおり、今年の決勝戦でのレースにも期待が集まる。

小山裕哉記者

2022年2月22日 19時30分

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