4日から「水戸黄門賞」GⅢが開幕! ~取手競輪場~

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吉田拓矢
地元エースとしての責務を果たす
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吉田有希
初の地元記念で気合は十分!
最大の注目は吉田兄弟!

 6月4日(土)から取手競輪開設72周年記念『水戸黄門賞』GⅢが開幕。S班は4名に地元勢は12名が参戦と豪華メンバーが集結した。注目は吉田兄弟(拓矢、有希)だ。

 兄・拓矢(茨城・107期)は初日特選に登場する。「全プロが終わってからは1日休んで、3日間練習してきた。キツい日程だけど、気持ち的には大丈夫」と、いわき平のダービーからあっ旋が詰まっているが、問題なしを強調する。「弟(有希)と連係するのは楽しみのひとつ。自分らしいレースをして勝ち上がれるように1戦、1戦頑張っていきたい」と兄弟連係は決勝でしか実現しないだけに、決勝戦へ向けて一段一段、階段を上がっていく。

 弟・有希(茨城・119期)は予選のメインを務める。「全プロが終わって次の日休んで、ウエイトをやってモガきをやって、直前は休んだ。モガきではいいタイムが出た」と自信を持って参戦する。「今はベスト体重を探していて、マックス91キロあったけど、4キロ減らしたら練習でもダッシュが戻ってきた」と本来の姿を取り戻しつつあり、笑顔を見せた。

 自身の状態に加えて、今回は平原康多(埼玉・87期)からもらった金言を胸に初の地元記念で全力疾走を誓う。「平原さんから『前に出れば3着には残れるから前に出ることを意識すれば良い。位置も決めたらなら譲るなと。長い距離を踏める力があるから長い距離を踏んで、持ち味を出すレースをすればいい』と言われた。なので、今回の目標はフレッシュな走りですね。最近、欠けていたものなので。青森G3の決勝も小さいレースになったし、その時よりも持ち味を出せるレースを。力を出し切って決勝に乗れれば万々歳です」。

 1レースは10時50分発走予定。吉田有希が出走する11レースは15時50分、吉田拓矢が出走する12レース初日特選は16時30分発走予定。エンジョイ投票サイトでの締め切り時刻は発走の5分前となっております。

池端航一記者

2022年6月3日 17時01分

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