吉田有希が武田豊樹と決勝も決める ~取手競輪場~

photo-48746
吉田有希
おどけたポーズで応えるも競走は堂々と走る
3月当所決勝でもワンツー決めた2人

 8月29日(月)から取手競輪場で始まった『レジェンドカップ・サンスポ賞』は31日(水)に最終日を迎える。

 レースカットがあり、メインのS級決勝は11レース(16:30発走予定)に行われる。注目は吉田有希(茨城・119期)と武田豊樹(茨城・88期)のコンビで臨む地元勢だ。
 この2人は3月の取手F1でも準決勝、決勝と連係しており、吉田が押し切ってのワンツー続きで吉田の完全優勝だった。地元での連係はその時以来となった準決勝は、吉田が前受けから嶋津拓弥を突っ張って、北日本勢を受けて3番手を確保。鋭くまくり返して武田とワンツー決着。
 「武田さんの読みが当たっていました。作戦通りで、ホームではキツかったけど車間が空いていたし流せなかった。目いっぱい詰めて北勢を越えたら決まると思った」
 レース後、武田と話した吉田は「準決の競走は褒められました」と嬉しそうに語った。
 決勝のメンバーが出そろって、武田との2車での連係で別線の挑戦を受けて立つことに。
 「2対2対2対1になってやりやすいなと。ただ、大石(剣士)さん、小堺(浩二)さんが良い仕上がりだから、抜け目なく後手を踏まないようにしたい」と自身と同じく連勝で決勝へ進んできた2人を名指しで警戒。特に大石には3月取手決勝のリベンジを叩きつけられた様子。それでも「(大石に)気合を入れられると困るので付き合わずに冷静に、はいはいと、構えておきます」と誘いには乗らず、あくまで自分の競走をぶらさずに地元から優勝を出すべく好スパートを狙う。

角田祐馬記者

2022年8月30日 18時50分

開催情報

ページトップへ