菊池岳仁がG1初勝利 ~西武園競輪場~

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菊池岳仁
117期の早期卒業生がG1で存在感を見せた
逃げ切りで別線を完封

 8月9日に西武園競輪場で始まった夢の競演「第65回オールスター競輪(G1)」は初日が行われ、一次予選1で菊池岳仁(長野・117期・S1)が逃げ切りでG1初勝利を飾った。

 昨年のオールスターがG1デビューだった菊池は、今シリーズが通算4度目のG1出場。
 「初勝利っていうのは素直にうれしいですね」と、振り返った。
 地元の阿部大樹、久木原洋との連係だった初日の一次予選1は、打鐘の3コーナーで菊池が仕掛けると、その加速力に阿部が付け切れない。援護を失った菊池だったが、別線をシャットアウト。前回の弥彦記念3日目での落車の不安を一掃した。
 「どんな形であれ先行したいっていうのがありました。後ろの2人が地元ですし、基本、先行でって考えてました。ラインで決められなかったのは反省点です。(前回の弥彦記念で)落車した次の日に走ったので、気持ち的には余裕がありました。(弥彦記念の最終日の1着が)今日につながったんだと思います」
 逃げ切りでシリーズを締めくくった弥彦記念があったからこその、G1初勝利を強調した。
 「(一次予選2を)しっかりと走って、まずは勝ち上がれるように」
 幸先のいいスタートを切った菊池は、G1初勝利に満足することなくロングランシリーズの先を見据える。

竹内祥郎記者

2022年8月9日 18時05分

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吉田有希
「これがやりたかったんですよ」と大会アンバサダーの武藤敬司のポーズ
仕上がりに自信をのぞかせる

 4Rの菊池岳仁に続き、6Rでは吉田有希(茨城・119期)がG1初勝利をゲット。

 逃げ切ってラインでワンツースリーと確定板を独占。最高の結果と内容に「G1初勝利は素直にうれしいです。逃げ切りでラインのワンツースリーだったのもうれしい」と笑顔。
 関東屈指の追い込み選手である諸橋愛を振り切ったというのも自信につながっている様子で「ここにくる直前に合宿をしていた。スピード練習をしたり、長い距離を踏んだり良い練習ができた。直前の練習でいつもより踏めている感じがあって、スピードが出ていた。一番良い状態で入れた」と戦える手応えを得たようだ。

 今年の高松宮記念杯でG1デビューを飾ったばかりで、今回が2度目のG1で初勝利を手にした。シリーズに弾みをつけた期待の若手が、関東にさらなる活気を与える。

竹内祥郎記者

2022年8月9日 18時05分

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