吉田有希が気炎万丈「心に火が付いた」 ~取手競輪~

photo-62003
吉田有希
厳しい声を跳ね除けて力を出し切る
地元戦でVを狙う

 取手競輪F1が4月24日(月)に幕を開ける。シリーズリーダーを務めるのは地元の吉田有希(茨城・119期)だ。

 前回京王閣の決勝は茨栃4車の先頭を務め、赤板からの突っ張り先行で別線を完封。自身は4着に沈んだものの、ライン4車でのゴール前勝負に持ち込んだ。きっちりと自分の役割を果たしたといえよう。だが「自分的にはあれ(突っ張り先行)しかないと思ったんですけど…」と微妙な表情でレースを振り返る。
 「客席からなかなか厳しいことを言われました。G1戦線でも頑張ってる長島(大介)さんが優勝してくれればと思ったんですけどね。でも、そういう声援で心に火が付いた。やってやろうって気になってます」

 将来有望な若者は、どんな言葉にも負けない。自分を強く持って戦い抜くだけだ。まずは地元戦で結果を残し、その先のビッグレースへと向かう。
 「ダービーもあるし、京王閣が終わってから疲れもあったんで軽めに練習して休養を入れてきました。まずはケガしないでダービーに行くことが第一ですかね。それと、まだサマーナイトの権利を取れてないんですよ。警戒されてなかなか勝てなくなってきてるんで、選考期間中にまだ優勝できていないんです。地元でチャンスはあると思うし、頑張りたい」
 地元ファンの前で、熱い想いを込めて激走する。

熊谷洋祐記者

2023年4月23日 17時01分

開催情報

ページトップへ