地元の三谷竜生が2度目の地元記念制覇を達成 ~奈良競輪場~

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三谷竜生
表彰式でトロフィーを手にガッツポーズ
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外を迫る佐藤慎太郎選手を1車輪差で振り切ってゴール
近畿の結束力を示して別線攻略に成功

 2月5日(日)に奈良競輪場で行われた開設72周年記念『春日賞争覇戦』の決勝戦は地元の三谷竜生(101期・奈良)が4車で結束した近畿ラインの3番手回りから優勝。2019年12月に伊東で行われた『椿賞争奪戦』以来となる自身6度目の記念制覇となった。今シリーズは初日のレースを終えた後に急性腰痛を訴えたS班の脇本雄太が欠場。2日目の二次予選ではS班の古性優作がまさかの失格により欠場と、近畿にとっては二枚看板を失う形となってしまったが、地元のエースが牙城を守り切った。
  
 【三谷 竜生(1着)】
「本当にラインのおかげだと思っています。前から組み立てたかったんですけど取れなかったので。でもその位置からしっかりと戦ってくれました。気持ちの入ったレースをしてくれたので、優勝しないとなって思いました。本当に僕もしんどくて、それでも(新田は)あの上を来るんだなって思いました。優勝したらガッツポーズをしようと思っていたんで、嬉しくてこみげてきました。地元記念を優勝するつもりで気合も入っていましたし、前回(優勝した時から)間隔も空いてしまっていましたし。今回は獲りたい気持ちが強かったですね。去年から調子は良かったんですけど、結果を出すことができなくて。でも今回は出すことができたので嬉しく思っています。ワッキー(脇本雄太)、古性が(シリーズ途中から)いない中でも、4人決勝に上がれたので。その中で自分が獲らせてもらって。近畿で戦っていくことができるんだって見せられたと思います」

 次走は2月23日から高知競輪場で行われる全日本選抜競輪(G1)に出走する予定。2017年、2018年と日本選手権を連覇。同18年には高松宮記念を優勝し、グランプリ制覇も成し遂げている実力者。地元記念を完全制覇した勢いそのままに今年最初のG1へと乗り込む。 

細川和輝記者

2023年2月5日 17時32分

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