三谷竜生が地元記念連覇! ~奈良競輪場~

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三谷竜生
優勝トロフィーを手に写真撮影
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兄弟そろってウイニングラン
竜生(左)、将太(右)
割れんばかりの大歓声の中、6年ぶりの兄弟ワンツーでV

 2月25日に奈良競輪場で令和6年能登半島地震復興支援競輪・奈良競輪開設73周年記念『春日賞争覇戦』の決勝戦が行われて、三谷竜生が地元記念を連覇。昨年の当地記念以来7度目のGⅢ優勝、地元記念は3度目の制覇となった。

 レースは赤板まで動きはなく、8番手の脇本雄太が赤板1コーナーから反撃を開始。前受けした古性優作がそれに反応して踏み上げると打鐘で踏み合いに。古性の番手の南修二がブロックして脇本を後退させて最終ホームを通過するが、菅田壱道が併走状態からまくり上げる。前中団からスタートしていた三谷竜生は菅田後位の守澤太志を捌くとそのまま、菅田を目標に最終バックでは大外をまくり上げる。先にまくっていた菅田を4コーナーの入り口で捕らえるとそのままゴールした。

 「(地元記念を連覇した率直は気持ちは)嬉しい。この前の全日本選抜が調子良くなくて、地元記念でどうなるか不安はあったけど、日に日によくなってきた感じがあった。(近畿が7名勝ち上がって)別線で力勝負になったけど、古性君と脇本君が気迫あるレースをしたことで展開が向いたのかなと。スタートは1番車だったので前中団からが一番いいなと。脇本君は連日、1周半、2周すぎて打鐘前、打鐘過ぎ位で仕掛けていたのでその辺で一気にレースが動くだろうなと。古性君が駆けないなら前中団から思い切っていこうと思っていた。(守澤を捌いたところは)体が勝手に動いたというか、自然にスイッチできてまくれた。良い調子で動けましたね。(菅田後位を)取ってからは自分のタイミングではなくもう踏んでいた。菅田さんを越えたときにはいけたかなと。(兄との)ワンツーは嬉しい。落車が続いて思うような練習ができず、調子を崩していたけど、この奈良に向けて練習して優勝できた。3月はあっ旋が止まるけど4月からしっかりと走れるように頑張りたい。連日、お客さんからの声援がすごくて今日もすごかったので本当に嬉しい」

池端航一記者

2024年2月25日 17時31分

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