シューズを修正し状態は万全

　立川競輪F1は、10月24日（木）に決勝戦が行われる。S級決勝戦12レースの注目は、前回富山F1の完全Vから目下5連勝中の石原颯（香川・117期）。2場所連続での完全Vを狙う。

　準決勝12レースは、宿口陽一を番手に据えた、二段駆け態勢の関東勢が相手だったが、石原は怒涛のまくりでねじ伏せて、前回の富山から続く連勝を5に伸ばした。

　「（関東勢が）あんなにフカす感じだとは思わなくて。相手はジャンから駆けているし、もう、しょうがないと思って構えました。被らないところでいけたし、正直もっと後ろを突き放しているかなと思った。そしたら宿口さんがスイッチしてたので、最後も踏み直して押し切れた」

　前検日にはシューズが壊れるアクシデントがあったが、開催中に新しいシューズが届き、同期の助けもあってことなきを得た。石原は冗談交じりにこう話す。

　「シューズが届いてくれて良かった。初日はすごい違和感があったけど、レース後に同期の青柳（靖起）に工具を借りていじったら良くなった。青柳のおかげ？いやいや、青柳の持ってた工具のおかげです（笑）。まだ右足の方のシューズはなんか変だけど、これくらいなら大丈夫です」

　決勝は宿口との二分戦。外枠となっただけに「イン粘りもありそうですね…」と策を練る。怒涛のスピードを再度発揮して、2場所連続の完全優勝を狙う。

　

• 選手詳細データ

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  石原颯 選手香川・117期