郡司浩平が『湘南ダービー』を制す ~平塚競輪場~


南関の結束力を示して2度目の大会制覇を達成
5月13日に平塚競輪場で行われた開設75周年記念『湘南ダービー』の決勝戦は、4車で結束した南関ラインが終始レースを支配して、深谷知広の番手から自力に転じた郡司浩平(神奈川・99期)がゴール線を一番に駆け抜けた。2着には同県同期でホームバンクの和田真久留が続き、3着には最終3コーナーから外を踏み込んだ山口拳矢が突っ込んだ。
【レース経過】
号砲とともに郡司浩平が飛び出してS取りに成功すると、深谷知広を迎え入れて南関4車ラインが正攻法に構える。単騎の山口拳矢が5番手の位置にこだわり、九州ラインの先頭を任された松本秀之介は6番手の位置で周回を重ねる。9番手でじっくり構えていた単騎の犬伏湧也に動く気配はなく、松本が赤板付近から上昇を狙ったが、気配を察知した深谷が突っ張る。そのままペースを緩めることなく打鐘手前2コーナーからさらにペースを上げてレースを支配。深谷をリードしていた郡司が後ろの状況を見ながら最終バックから番手まくりを発動。最終3コーナーから外を踏み込んだ山口や、真後ろから詰めよってきた和田を振り切ってゴール線を一番に駆け抜けた。
【優勝者 郡司 浩平】
「ほぼ2分戦で、深谷さんが前を取って出させない感じでって。でも早めに(松本が突っ張られたあと)踏みやめていたので、もっとペースに入れていいなって僕は思ったんですけど。でも任せていたので。汲み取りました、その気持ちを。4車ですし、3人しか確定板に乗れないので、正直、深谷さんには申し訳ないですけど、後ろ3人で決まるようにバックからいかせてもらいました。もうそれ(和田とのゴール前勝負)ができたんで。欲を言えば岩本さんもっていうのもありますけど、うれしいです。もう深谷さんの気持ちもそうですし、あそこからいけば、真久留にも岩本さんにもチャンスあるなと思ったので。ちょっと初日、2日目が硬くなりすぎちゃったので反省して。昨日、今日はだいぶリラックスして走れました。(今後の目標は)もちろんG1を今年も優勝したい気持ちもありますし。でもG3でこうやって深谷さんだったり、岩本さんもSSっていう立場なんですけど4番手を回ってもらったりとか。いまの自分にそういうことができるのかなって。改めて昨日、思って。深谷さんの役割だったり、岩本さんの役目だったりとかを自分も果たしていかないといけないですね。ラインだったり、たくさんの声援に助けられたので。恩返しできるような走りを。南関全体でしていきたいです。(南関を)引っ張っていきたいです」
2025年5月13日 21時37分
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選手詳細データ
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郡司浩平 選手神奈川・99期