ドリームレースは郡司浩平が制す ~函館競輪場~

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郡司浩平
ドリームレースを制して幸先いいスタートをきった
ファン投票ベスト9による夢の競演

 8月11日、函館競輪場で「第68回オールスター競輪」の初日が行われた。11レースはファン投票上位9名(松浦悠士は欠場で太田海也が繰り上がり)によるドリームレース。太田海也の先行を深谷知広がまくって最後は郡司浩平が交わした。

 スタートを勢い良く出たのは太田海也で清水裕友との中国勢が前受け。単騎の眞杉匠は3番手の位置で、その後ろに脇本雄太-古性優作の近畿勢、単騎の新山響平が6番手、同じく単騎の犬伏湧也が7番手、深谷知広-郡司浩平の南関勢は後ろ攻めになった。残り3周の青板過ぎから上昇した深谷はジワジワと上昇していき赤板過ぎ誘導を外す。そこを脇本が押さえて前に出るが、太田がすかさず巻き返して主導権を奪う。脇本が清水の内で粘る動きを見せると、深谷は1センターからスパート。最終バック過ぎに太田をとらえると絶好の展開になった郡司が交わした。

 【郡司浩平インタビュー】
「(スタートは後ろになって)申し訳なかった。中途半端になってしまって、前を取るくらいに出ないとダメだった。(深谷が)思ったよりすんなり切れたけど、脇本(雄太)さんが来た。(脇本は)あそこからじゃ流すだろうし、太田(海也)もすかさず来ていた。あとは単騎勢に追い上げに来られないようにと。来なかったので、深谷さんの(仕掛ける)タイミングを見ていた。脇本さんが内にいたので、古性(優作)が踏むのかなっていうのもあった。でも、深谷さんがすんなり出切ってくれた。自分の体自体は、すごくいい状態で来られたっていう感覚はない。けど、走ってしまえば、集中力が高い状態で走れた。前が深谷さんっていう安心感もありました」

小山裕哉記者

2025年8月12日 21時59分

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