東京オーヴァルカップレースが開幕 ~京王閣競輪~

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鈴木竜士
気を引き締めて予選突破を目指す
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永井哉多
強い気持ちで別線攻略を目指す
地元勢が強い気持ちでシリーズ3日間を戦い抜く

 7月26日から京王閣競輪場を舞台に『東京オーヴァルカップ』が幕を開ける。今シリーズは5レースまでがA級戦で、後半の6レースからがS級戦となっている。S級戦にはサマーナイトフェスティバルを制したばかりの眞杉匠が登場して、シリーズを盛り上げる。地元のエース鈴木竜士(東京・107期)は10レースに登場し、武田亮を目標に予選突破を目指す。

 6月福井F1、前回サマーナイトフェスティバルと直近3場所で2度の落車に見舞われている鈴木は共同会見で慎重にコメントしたが、ホームバンクのグレードレースで気持ちは誰よりも入っているだろう。
 「(サマーナイトで)落車する前から体がきつくて。その前の(6月福井FIの)落車で全体的に悪くなってしまった。骨折とかはしてないけど、体はボロボロだと思います。終わってから1日だけ練習してきた。(感触は)悪いなりには良かったかなと思う。京王閣はクセもないですし、普段練習で使っているバンクなんで」
 連係実績抜群の武田亮を的確にリードしながら抜け出して2日目以降に弾みをつける。
 
 A級戦は永井哉多(東京・121期)に注目したい。6月青森、7月松戸と精細を欠いてしまったが、前回豊橋は連勝で決勝に進出とリズム回復。普段の開催とは違い、S級S班も参加している地元のグレードレースでモチベーションも上がっている。
 「青森と松戸は練習不足の影響もあって良くなかったんですけど、終わってからしっかり練習して前回の豊橋は良かったので。豊橋が終わってからもしっかり練習できたので上積みもあると思います。今回のA級戦のなかだったら気持ちが一番入っているのは僕だと思うので。まずは予選をクリアして、しっかりと決勝に乗れるように。決勝に乗ったら僕が地元の先輩たちの前で風を切ってラインから優勝者を出すことが目標です」
 永井はホームバンクが立川ながらも京王閣バンクとの相性も良く、今年5月のミッドナイトシリーズでも連勝で決勝に勝ち上がっている。勝負所を見極めて一気の仕掛けで別線を封じて準決勝へと勝ち上がる。

 

細川和輝記者

2025年7月25日 16時53分

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