S班の犬伏湧也が豪快なまくりで初日特選を制す ~富山競輪場~

修正ポイントを整理して質の高いレースを求めている
7月31日に幕を開けた開設74周年記念『瑞峰立山賞争奪戦』の初日特選は犬伏湧也(徳島・119期)が自慢のスピードを生かした仕掛けで前団を一気にのみ込むと、後続を5車身も引き離してゴール線を一番に駆け抜けた。
白星スタートを切った犬伏であったが、手放しでは喜んではいない。組み立ての面の修正ポイントを整理して、オールスターへとつながるような質の高いレースを求めている。
「仕掛けるポイントが遅れました。(打鐘過ぎから仕掛けていって)踏み込んだ感じは良かったけど、出切ってからは重たかった。それが暑さのせいなのか、風のせいなのか。(山口拳矢が仕掛けたところは)冷静に見られたし、スピードをもらえたんで、(松本)貴治さんと決められるかなと。(前回の)サマーナイトフェスティバルからいい状態で臨めていると思うけど、オールスターにつなげないと意味がない。もっと良くなってほしいのが本音です」
赤板過ぎに単騎の守澤太志に掬われてしまって、タイミングがくるってしまった印象ながらも、G1で結果を出すためには細かい隙であっても、決して見せることはできないだろう。
「2日目は徳島3人で連係できるんで。3人で決められるようにしっかりと考えて走りたい」
別線に警戒されるなかでライン決着を目指す犬伏がどういう走りを披露するのか注目したい。
2025年7月31日 18時25分
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選手詳細データ
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犬伏湧也 選手徳島・119期