地元の岩本俊介が『燦燦ダイヤモンド』滝澤正光杯を制す ~松戸競輪場~

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岩本俊介
表彰式で賞金ボードを掲げて記念撮影
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後続を4車身引き離してゴール線を通過
深谷知の気持ちを汲み取って番手から一気踏み

 8月26日に松戸競輪場で行われた開設75周年記念『燦燦ダイヤモンド』滝澤正光杯の決勝は深谷知広をリードしていた地元の岩本俊介(千葉・94期)が別線の仕掛けに合わせて番手まくりを発動。2着の小川勇介を4車身も引き離してゴール線を通過。72周年大会以来となる地元記念制覇を達成した。

 号砲とともに1番車の深谷知広が飛び出して正攻法の構えからレースを組み立てる。後ろ攻めとなってしまった北津留翼が青板周回手前から上昇していったが、深谷が誘導員との車間を空けながら突っ張ってペースをコントロール園田匠と小川勇介に降りられてしまい7番手に下げる形となった鈴木竜士が最終1コーナーから巻き返しを狙ったが、中団で気配を察知した北津留が最終2コーナーからまくり発動。逃げる深谷を車間を空けてリードしていた岩本俊介はギリギリまで北津留を引き付けながら最終3コーナー付近から自力に転じて一気に抜け出した。

【優勝者 岩本俊介選手】
 「深谷がとんでもない気合で、すごいペースだった。あれは別線は誰も仕掛けられないですよね。スタートの早い雨谷君がいたんで、中団からっていうのも考えたんですけど、前が取れて、それが全てでした。(深谷は)徐々にペースを上げていった感じですけど、その徐々にがとてつもないスピードなんで。気持ちと、気合がすごく伝わってくるレースでした。3番手を固めてくれた(三谷)政史さんにも感謝です。一回振ったんですけど、深谷の気持ちを受け取って踏ませてもらいました。松戸のファンのみなさんの声援がすごくて、他の地区の選手も、こんなに人が来るんだってびっくりしていた。松戸の競輪ファンのみなさんに感謝したいです。自力で獲った記念もあるんですけど、後半は前の自力選手が気持ちを入れたレースをしてくれたおかげで5回(今回で松戸記念3回、過去に千葉記念1回、取手記念in松戸を含めて)も優勝できた。感謝したいです」

細川和輝記者

2025年8月26日 21時26分

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