積極策で躍動する犬伏湧也「五稜郭杯争奪戦」 ~函館競輪場~

「ダービーで情けなかったのでその分まで練習をしてきた」
函館競輪開設76周年記念「五稜郭杯争奪戦」は15日に開催2日目が行われた。二次予選7レースに出走した犬伏湧也(徳島・119期)は圧巻の逃走劇で押し切り。初日特選から2日連続の先行策で積極的な走りを続けている。
初日特選の犬伏は、レースの早い段階から新山響平にフタをし、鈴木竜士が誘導を切った上を打鐘前に出て主導権を奪う。ハイペースで飛ばしたため、ゴール前で粘りを欠いて5着にはなったが、番手を回った松浦悠士は1着で、警戒された新山は9着だった。犬伏の気迫が新山を不発にさせた。
「ダービーで情けなくて、それを踏まえたレースをしたいと思っていたし、あれで残れるようになりたい。今回はしっかり追い込んで練習をしてきたし、練習のイメージ通りに踏めました」と、初日のレース後から戦法に迷いがなくなったような、どこか清々しい表情をしていた。
2日目の二次予選は人気を背負ったレース。ここは、打鐘過ぎに先頭に立つと、岩津裕介-柏野智典を連れ込みラインで上位独占を決める。
「流れで行けたけど、ゴール前はしんどかったですね。予想以上の風で重かった。最後は失速していたが、押しきれてよかったです。ダービーが不甲斐なかったので、終わってから切り替えて、しっかりと練習をしてきた。その成果が出ています」
2日連続で長い距離を踏み戦える手応えは得た。「ダメだった次の開催が大事だと思っているので、いいレースを見せられたらと思っています」。結果だけでなく内容にもこだわる今シリーズ。犬伏がファンを熱くさせる走りを見せる。
二次予選9レースを勝利した松浦悠士に、今シリーズで調子がいい選手を聞くと「犬伏君はめちゃくちゃいいですよね。一緒に走って感じましたし、初日のあれでペース配分ができたら、誰もこられない。特別競輪の準決勝でもワンツーができる」と太鼓判を押した。

小山裕哉記者
選手詳細データ
犬伏湧也 選手 徳島・119期

















