川上隆義が会心の逃走劇 ~青森競輪場~

「最近のなかではやった方でしょう」
青森競輪場で23日、F1「坂本勉カップ争奪戦」が幕を開けた。S級の初日予選で目を引いたのは、10Rに登場した川上隆義(栃木・125期)。消化不良の近況を吹き飛ばず豪快な逃げ切りで、一躍ダークホースに名乗りを上げた。
想定外の前受けが功を奏した。「前を取らされる形だったんです」と川上。正攻法で構えると、上昇してきた川口雄太を突っ張り、そのまま先行態勢に入った。最終ホームから徐々にピッチを上げると一本棒。口が空きながら懸命にマークした紺野哲也が、まくってきた菱田浩二を張ると、最短コースを踏んでいた川上は末良く逃げ切り勝ち。最後までスピードが落ちない力強さが際立つ勝利だった。
川上は「逃げ切れたのは展開ですね。川口(雄太)さんを一番後ろに置けたことと、菱田(浩二)さんが2C過ぎでも来なかったことで逃げ切れた」と謙遜気味に勝因を語る。続けて「最後はタレる感じがなかった。最近のなかではやった方でしょう」と手ごたえを口にした。
5月小松島以来の白星スタートに「準決勝からはボーナスゲームだと思って頑張ります」と笑顔。調子も気持ちも上向きの25歳は、準決勝でも侮れない1車になりそうだ。

小野祐一記者
選手詳細データ
川上隆義 選手 栃木・125期















