坂本貴史が地元戦で約3年ぶりの白星 ~青森競輪場~

「前回が終わって自転車に気持ちよく乗れていたので、自信を持って臨めました」
9月3日に青森競輪場で開設76周年みちのく記念競輪の初日が行われた。5レースの一次予選に登場した坂本貴史(94期・青森)が、後輩の大川剛を的確にリードして白星発進に成功した。
正攻法の構えからレースを組み立てた大川は打鐘手前2コーナーの下りをうまく使って主導権取りに出る。番手を回った坂本は中団に入った三谷竜生のまくりに対して最小限の動きで冷静に対応する。最後の直線は後方からまくってきた松岡辰泰の気配も察知して外を張りながら鋭く抜け出した。
「前回が終わって自転車に気持ちよく乗れていたので、自信を持って臨めました。大川君に任せていましたけど、理想は中団からっていう感じでした。番手の仕事は前次第な部分もあるので、前が掛かっていたから(三谷に対しては)外を踏みながら張るだけで良かったですし、最後も松岡君が来ていましたけど、踏みながら張るだけで良かったので、自分は楽に1着を取らせてもらいました」
前回の松戸記念では一次予選で敗退してしまい、そのまま未勝利でシリーズを終えてしまっていたが、中7日で変わり身に成功。約3年ぶりの地元勝利に笑顔がこぼれた。
「今回から昔、山崎(芳仁)さんに作ってもらったフレームに換えました。たぶん震災のあとくらいに作ってもらったやつで、やわらかいフレームです。昔の自分は力任せに踏んでしまっていたのでその時は合わなくて、レースでは1回くらいしか使っていなかったんですけど。いまはしっかり特性を考えて踏めていると思います。前回が終わってから練習で使ってみてセッティングをいじったらめちゃくちゃ良かったので、いい方向にいっていると思います」
今シリーズは北日本の頼もしい後輩も多く、自力選手をサポートしながらの戦いとなりそう。69周年を制した新山響平以来となる地元からの優勝者を出そうと、後輩を盛り立てながら勝ち上がりを目指す。
「もう歳も歳なので。自分には厳しく、人には甘く。ここ最近は地元から優勝者を出せていないですし、地元から優勝者を出すことがみんなの目標だと思うので。自分もそこ(決勝メンバー)に加われるように頑張りたい」
2日目の二次予選は10レースで、山崎歩夢、阿部拓真の後ろで3番手回り。山崎芳仁からもらったフレームで、先頭で奮起する息子の歩夢をサポートしながら勝ち上がりを目指す。

細川和輝記者
選手詳細データ
坂本貴史 選手 青森・94期

















