土生敦弘が特別昇班 ~広島競輪場~

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土生敦弘
順調に出世街道を歩んでいる
最後方から豪快にまくる

 土生敦弘(大阪・117期)が9月5日の広島モーニング競輪の最終日、7レースのチャレンジ決勝戦で優勝。8月松阪ミッドナイト、同月和歌山に続く3場所連続の完全優勝でA級2班への特別昇班を決めた。

 単騎で挑んだ決勝戦は後ろ攻めから押さえた田典幸(熊本・117期)が赤板過ぎに先頭に立つ。前受けからいったん下げた久田裕也(徳島・117期)は打鐘で内をすくって主導権を取る。田のラインを追っていた土生は最後方になってしまったが、最終ホーム前から反撃。3番手から先まくりを打った下井竜(三重・117期)のうえを豪快にまくり切り、同期の厳しい包囲網を突破した。

 在所順位は49位。野球からの転身で自転車経験は浅いが、本格デビュー3場所目の8月ミッドナイトで初優勝を飾り、そこから一気に波に乗った。10月に開催される「競輪ルーキーシリーズ2020プラス」の出場も決まった。同期のライバルと切磋琢磨しながらS級を目指す。

笠原裕明記者

2020年9月5日 11時11分

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