坂口楓華は頂きが見えてきた ~大宮競輪場~

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坂口楓華
今年こそ初のグランプリ出場を果たすべく気合は十分
女王との差は思ったよりもない

 4月2日(金)より大宮F1ガールズシリーズが開幕。ガールズ優勝争いの一角を担うのは追加参戦となる坂口楓華(112期・京都)だ。

 8度も優勝した前期の活躍によって選抜された前回のガールズケイリンコレクション2021松阪シリーズでは、児玉碧衣に切り替える形でゴール前は4分の3車輪まで迫っての2着。「(ゴール線を切っても)脚に余裕はあったが、最後ブレーキを踏んでしまったような感じ。終わってみればメンタルが弱かった」と、振り返るも表情には充実感が満ちていた。
 その理由は「(児玉碧衣は)バケモノやから勝てるわけないと思っていたが、勝てるかもしれないというところまでいけた。最後は勝利への執着心が足りなかった。運はあるし、あともう少しというところまできている」と、はるか遠くと思っていた女王の背中が見えてきたことで、頂への道のりがみえてきた。

 「必要なのはビッグレースの経験。そのためにはガールズケイリンフェスティバルへの出場権を確実にするために優勝しないと。今回の追加は(先月の)30日に入ったけどありがたい。これで今月は(あっせんが)4本。毎週走るペースは初めてだけど、稼いでくれってことだろうし歓迎です。早く優勝して楽になっておきたいですね」と、中3日の参戦にも疲れの色はいっさいなし。

 初日は7レース(13時36分発走予定)に登場。初参戦の大宮バンクを攻略してシリーズに弾みをつける。

角田祐馬記者

2021年4月1日 16時15分

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